土づくりの方法と肥料について
「野菜づくり=土づくり」といわれるほど、野菜づくりには質のよい土づくりが欠かせません。
雑草や小石を除去したり、耕したりと手間も多いですが、すくすくと育った野菜にはきっとそれ以上の収穫の喜びがあります。手間を惜しまず良質な土をつくりましょう!
土づくりのポイント
- 土づくりのポイントの一つは酸性度。ほとんどの野菜は弱酸性から中性の環境を好みますが、日本は雨量が多く土壌が酸性になりやすいのです。そこで苦土石灰や消石灰といった土をまくことで、酸性になった土の中和が必要になります。
- 雑草や小石などはしっかり除去するようにしましょう。雑草をそのままにすると、野菜の根が伸びるのを妨げてしまいます。
- スコップなどで固まった土を掘り返し、十分に空気を含ませ、水はけと通気性のよいふかふかの土にしましょう。プランターを使用する場合は、底に鉢底石を敷くことで水はけをよくできます。
肥料の種類と使い方
おいしい野菜づくりには肥料が欠かせません。さまざまな種類がありますので、それぞれの特徴と使い方を把握することが大切です。
肥料の種類
- 元肥(種まきや植え付けの前に施す肥料)
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- 【主な元肥】
- 熔リン…熔成リン酸。実を収穫する果菜類に施す。
- 牛ふん…窒素分が少なく土壌改良材として使う場合が多い。
- 堆肥…植物が腐熟した有機質肥料。遅効性で効果が長く持続する。
- 醗酵油かす…窒素肥料の油かすを醗酵させたもの。冬期の寒肥に適している。
- ぼかし肥…多種類の有機質肥料と土を混ぜ、醗酵させたもの。根を傷めにくい。
- 化成肥料…緩効性のものを元肥として使い、速効性のものは追肥に使う。
- 追肥(生育中に施す肥料)
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- 【主な元肥】
- 油かす…単用すると窒素過多になりやすいため、化成肥料と併用する。
- 硫安…速効性のある窒素肥料。生育が悪い葉菜に施す。
- 尿素…肥料成分が多く、1%以下に希釈して液肥として使う。
- 過リン酸石灰…越冬野菜によい。化成肥料と併用して根張りをよくする。
- 硫酸カリ…根の伸びをよくする。マメ類、根菜類は多く必要とする。
- 草木灰…唯一の有機質カリ肥料。油かすと併用すると窒素の効きすぎを抑える。
- 化成肥料…速効性のものを使う。多く実を結ぶ野菜は月1回程度施す。
- 液体肥料…速効性で、水で薄めて水やりの代わりに施す。
- 配合肥料…各種の肥料を混ぜ合わせたもの。栽培する野菜に合った配合比を選ぶ。
グリーングリーン一押し肥料
- 水耕栽培用液体肥料 ベジタブルライフA
植物の生育に必要な肥料成分を1本に凝縮した水耕栽培用液体肥料です。
従来の2液を混合する作業を除き、初心者からプロの方まで、種から収穫まで安心してお使いいただける肥料です。
水耕栽培以外にも、土耕栽培やプランター栽培の追肥にも使用できます。
- おうちのやさい液肥A・B液(2本組)500mL
水耕栽培はもちろん、土栽培の追肥にも効果が高く、プロの農家や最先端の植物工場でも使われいる肥料です。
一般的な著名水耕液肥より、微量元素約1.5倍増量しているので、いろんな欠乏症を防ぎます!
初心者から本格的な収穫を目指す方まで、トマトの巨木からスプラウト栽培まで、また、ほとんどの葉物・実物にも使用できるので、きっとご満足いただける一品です。
施肥の方法
- 元肥
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- 【作条施肥(溝施肥)】
- 根が浅く張る野菜に適している方法です。苗を植え付けるための溝や穴を20~30cm掘り、その溝や穴の底に肥料を入れ、土で覆います。
- 【全面施肥】
- 根が深くしっかり張る野菜に適している方法です。化成肥料や有機質肥料を土全体にまき、土とよく混ぜて深く耕し馴染ませます。作条施肥より量が必要になりますが、大量にまくと根を傷めるので注意が必要です。
追肥
追肥は栽培する野菜の生育に応じて適度に施します。最初の追肥は株元の近くに施し、2回目以降は株から少し離して施します。回数を重ねるたびに、株からだんだん離したところに施すようにしましょう。追肥後は、少しだけ耕してあげるか、軽く土をかぶせて馴染ませておきます。
- 追肥
- 追肥は栽培する野菜の生育に応じて適度に施します。最初の追肥は株元の近くに施し、2回目以降は株から少し離して施します。回数を重ねるたびに、株からだんだん離したところに施すようにしましょう。追肥後は、少しだけ耕してあげるか、軽く土をかぶせて馴染ませておきます。