はじめてでも大丈夫?
はじめての家庭菜園、ちゃんと育てられるか不安に思われる方も多いのでは。はじめてのチャレンジで失敗はしたくないもの。こちらでは、初心者の方でも安心して育てられる野菜をご紹介します!
野菜の基本を知る
一言に「野菜」といっても、トマトのように果実部分を食べる「果菜類」、レタスのように葉っぱを食べる「葉菜類」、大根のように根っこの部分を食べる「根菜類」と、大きく3つに分けられます。
また品種ごとに種まきや収穫の時期、手入れの方法、収穫までの期間など、栽培方法が違います。病気や害虫の被害に遭いやすいものとそうでないものとがあり、これらすべての要素が合わさって、野菜づくりの「難易度」が決まるのです。
果菜類のオススメ野菜
ミニトマト
一番にオススメなのは、何といってもミニトマト!
トマトの原種は荒れ地でも育つ性質を持っているため、多少放っておいても平気なのが特徴。
さらにミニトマトなら普通のトマトと比べ、完熟までにかかる期間が短いので簡単に育てることができます。失敗する心配がほとんどないミニトマト。小さなプランターで手軽に育てられるのもうれしいですね。
ピーマン、シシトウ、トウガラシ
次にオススメなのが、ピーマンやシシトウ、トウガラシ。
この3種は「ナス科トウガラシ属」という仲間で、育て方がほとんど同じ。高温・乾燥を好むため屋上菜園にも向いている品種です。
特徴はその独特の香りで、アブラムシなどの害虫が嫌う成分が含まれているために、害虫被害に遭いづらいというメリットがあります。
- 野菜づくりの豆知識!「コンパニオンプランツ」
- 「コンパニオンプランツ」をご存じですか? これは、2種類以上の植物を近くに植えることで、病気や害虫の被害を防いだり生育をよくしたり、互いによい影響を与え合う植物のことを指します。たとえば果菜類でおすすめした、ナス科トウガラシ属の3種は害虫除けのコンパニオンプランツとしてとても効果的。他の野菜の隣に植えてあげると、その野菜にも害虫が寄り付かなくなるのです!
葉菜類のオススメ野菜
ほうれん草、小松菜
葉菜類のオススメは、ほうれん草や小松菜。どちらも1年中いつでも栽培をはじめられる品種です。種をまく量を変えることで、面積も簡単に調節可能。畑の空いたスペースやプランターなど、狭いところでも育成できる点も家庭菜園向きの理由です。
なお、育てる際には間引きをして元気な株を残してあげる作業が必要です。この間引き作業、収穫までに3~4回繰り返すのですが、間引いた葉っぱも、おひたしやサラダでおいしくいただけます。収穫までのあいだも味を楽しめるおトク感のある野菜です!